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神社のお賽銭に5円玉を使う意味は?

神社のお賽銭に5円玉を使う意味は?10円はだめ?参拝の作法も解説
神社のお賽銭といえば5円というイメージが強いと思いますが、どうして5円を使うのでしょうか?10円玉や他の硬貨・金額でのお賽銭について解説します。また、神社で参拝するときの作法や神社参拝の時間についてもご紹介します。

神社のお賽銭で使う5円玉について

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神社で参拝するとき、賽銭箱にお賽銭を入れますよね。
お賽銭は、お財布から無意識に5円玉を探す方が多いのではないでしょうか?

今回終活ねっとでは、お賽銭で5円玉を使う理由や5円玉以外ではいけないのかなど、神社のお賽銭で使う5円玉の疑問について解説していきます

お賽銭の金額はいくらがいいの?お賽銭の意味とお金の組み合わせ
知っておきたい神社参拝の作法・マナー
神社の参拝にベストな時間はいつ?
以上の点を中心に神社のお賽銭についてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

神社・お寺のお賽銭の金額は?

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お賽銭の意味
それでは早速、お賽銭の意味とお金の組み合わせについて解説します。

ひとくちにお賽銭といっても、神社とお寺では位置づけが異なります。
神社のお賽銭は「神様から福を受けたことに対する感謝」、つまり前回の祈願や日頃のお礼を意味します。

一方でお寺のお賽銭はお布施の一種とされ、「邪気や厄を払い落とす」また「金銭への執着を捨てる」という意味があります。

お賽銭にきまりはない
実は、お賽銭はいくらでないといけない、という決まりはありません。

ただ、金額の組み合わせによって意味合いが変わってきます。
金額に決まりはないものの、多くの人は縁起がいいとされる語呂合わせで、状況に応じてお賽銭を決めるようです。

お金の組み合わせごとの語呂合わせも、以下でご紹介します

5円=ご縁
お賽銭で5円を使う意味は、ご存知の方も多いかもしれません。
読みの通り「ご縁」を意味し、「神様にご縁がありますように」という願いが込められています。
また、5円玉には真ん中に穴が開いていることから先が見通せるという意味合いもあります。

5円玉はお願い事の内容に関係なく使えるので、多くの方がお賽銭として選ぶようです。

頻繁に参拝に行かれる方や、ご家族揃ってお参りの予定がある方などは、事前に用意しておくと良いですね。
なお、複数人で一緒に参拝するときは、全員分合わせたお賽銭ではなく、ひとりずつ縁起のいい金額を用意するようにしましょう。

10円玉は縁起が良くない?
5円玉を持ち合わせていないとき、10円玉で代用する方もいらっしゃるかもしれません。
10円玉は縁起が悪いと聞いたことはありませんか?

10円は「とおえん」と読めることから、遠縁=縁が遠ざかるを連想させ、敬遠されることがあるようです。

ただ、他の硬貨を使って違った意味を持たせることも可能ですので、ご安心くださいね。

お金の組み合わせ
5円が「ご縁」を意味するため、お賽銭として縁起がいいということはお伝えしましたが、5円玉が無いときやお金の組み合わせによって変わる語呂合わせの意味を知っておくと、用途によって使い分けることが可能です。

ここでは、2枚以上の硬貨の組み合わせと語呂の意味を、14種類に分けて金額順にご紹介します。
組み合わせる硬貨の指定が無いものは、合計がその金額になれば、どの硬貨を使っても大丈夫です。

10円(5円玉×2枚
「重ね重ねご縁がありますように」
11円
「いい縁がありますように」
15円(105円でも可)
「十分ご縁がありますように」
20円(5円玉×4枚または10円玉×2枚)
「良いご縁」または「二重に縁がありますように」
なお、良いご縁を望む場合は、415円でも同じ語呂にできます。
25円
「二重にご縁がありますように」
30円(5円玉×6枚)
「安定と調和の取れたご縁がありますように」
6角形が安定と調和を意味することに由来しています。
35円
「再三ご縁がありますように」
40円(5円玉×8枚)
「末広にご縁がありますように」
漢数字の「八」に”末広がり”の意味があるためです。

41円
「始終いい縁がありますように」
45円
「始終ご縁がありますように」
”始終”を年始から年末までという意味で、初詣に好まれる金額でもあるようです。
50円
「五重の縁がありますように、10倍の縁がありますように」
55円
午後以降に参拝される際に入れると良いとされている金額です。
割り切れない数字の組み合わせ
31円や41円など割り切れない金額にすると、恋愛や夫婦円満を祈願するときに縁起が良いとされています。

1万円
「円満に通ず」 万円=円万から、円満と読みます。
お賽銭で1万円を入れることはなかなか無いと思いますが、よほど大事なお願いごとの時には、縁起を担いでおきたいものですね。

日本には古くからご縁を大切にする文化が根付いていることもあり、多くが5円を中心に語呂合わせされています。

決して金額が多ければ多いほど良い、というものでもなく、お賽銭が負担になってしまっては意味がありません。
祈願する内容や、身の丈に合った金額を選ぶことが大切です。

神社参拝の作法

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お賽銭の金額が決まったら、次は神社参拝の作法を簡単に確認しましょう。
参拝において大切なのは、神様に対して敬意を表すことです。
境内に入るところから、順を追ってご紹介します。

1鳥居をくぐる。
一礼してから鳥居をくぐると丁寧です。
2参道を通る。
真ん中は神様の通り道とされていますので、端を通りましょう。
3手水で心身を清める。
穢れを落とすため、水舎で左手→口→右手の順に清める。
4お賽銭を入れる。
賽銭箱の前で一礼し、お賽銭は投げるのではなく、静かに入れる。
5鈴を鳴らす
鈴の音で悪霊を祓い清める、また神様をお招きするといわれています。
6二礼二拍手一礼
2回深くお辞儀をし、旨の高さで手を合わせ、2回拍手をします。
神様への日頃の感謝と祈願が終わったら、もう一度深くお辞儀をします。
最後に軽く会釈して退きます。

以下の記事では、神社参拝の作法・マナーや注意点についてさらに詳しく紹介しています。
参拝に行かれる前に、こちらもあわせてご覧ください

神社の参拝時間

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最後に、神社を参拝する時間についてです。

一般的には早朝や午前中に参拝すると良いとされています。

まだその日の参拝者が少ない時間帯だと、より神様に想いが届きやすい、という考えからです。

夕方以降の時間帯に参拝することも可能ではありますが神社によっては人の顔や姿が見えにくく、足元に注意が必要だったり、社務所が閉まっていたりもしますので、できれば日の出から日の入りまでに参拝するのが望ましいでしょう。